●性別 ・・・ 男性 41(20%) 女性 155(74%) 無回答
14(6%) |
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「リ・ファッションワークショップ2009」に来場された方々へのアンケートでは、男女とも10代から30代が全体の40%を越え、この年代のリ・ファッションに寄せる関心の高さが浮き彫りになりました。男性は41%、女性は47%でした。男女の差異で目立ったのは20歳代で、女性が28%を占めたのに対し、男性は12%となっています。これは文化女子大学を会場にした要因があったのかも知れませんが、この世代の差異は注目されるところです。 |
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●リフォーム・リメイク経験について |
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半数以上の人が、何らかの経験を持っていることが明らかになりました。その内容は多岐にわたっていますが、和装品をドレスやブラウス、バッグなどにリメイクしたり、リフォームしたりする例が目立ちました。また、ジーンズやスカート、子供服などをリフォームする例も多く、これとともに丈の直しや裾の直しなどの経験も多くみられました。
一方、洋服をバッグなど小物にしたり、パッチワークやコースター、コサージュなどのアクセサリーにしたりするなど、Tシャツのペインティング、レースを付ける、子供服から帽子、ワッペンをつける、インテリア家具、座布団カバー…などなど、幅の広いリメイクの経験が寄せられました。 |
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●興味をもたれたブースについて |
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来場者の方々が興味をもたれたブースでは、カケハギがトップとなりました。カケハギの手法を知る人はやはり少なく、「こんなやり方をしているのか?」と改めて納得する姿が多く見られました。これに次いだのが着物ワンピースで、新しい概念から生まれた「すぐに着られる着物」に初めて出会う人が多く、「本当は着物が着たい!」という深層心理に届いたようです。
このほか興味の上位になったのが感度の高いリメイクで、文化女子大の学生によるジーンズリメイクは、ファッション性が高く「リ・ファッション」における創造性の豊かさを感じさせるものでした。
また、洋服のリフォーム専門店や布団の打ちなおしを提案している花嫁わたも上位にのぼり、同社が行なったふとんの表生地を使った草履の作りの体験は、「使わなくなったものを違った形で生かす」ことを楽しく出来るものとなりました。 |
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●本日のイベントはあなたにとって役に立ちましたか? |
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「リ・ファッションワークショップ2009」に参加した印象では、「役に立った」が70%にのぼり、「まあまあ役立った」(18%)を合わせると、約9割の人たちが参加したメリットを感じていました。 |
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●これから、リ・ファッションしたいですか? |
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今後の「リ・ファッションワークショップ」への意向については、「是非参加してみたい」が53%を占め、「チャンスがあればしたい」(42%)を加えると、じつに95%の人たちが次回以降の参加を表明していました。 |
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●まとめ |
「繕う(つくろう)」という言葉が家庭から遠ざかっていることを実感させられたのがリフォーム・リメイクの経験に関する問いで、予想されたとはいえ今回のアンケート調査で4割の人たちが「経験がない」と回答していました。これを年代別にみると、やはり10代の人たちに多く見受けられましたが、40代以上でも未経験者がいることが判明しました。
一方、経験者の回答をみると、リフォーム・リメイクが多岐に及んでいることも、あらためて知ることができました。和装品を洋服にしたり、サイズの修正はよく知られることですが、着なくなった服をアクセサリーやインテリアに作り変えたりするなど、経験者のリ・ファッションはオリジナリティに富んだ内容となっています。
また、未経験者の人たちも「リ・ファッションをしたいですか」の問に対しては、その多くが「したい」と回答していることは、「チャンスがあれば…」を含めて約9割の人たちが「リ・ファッションをしたい」と答えていることが証明しています。
初めての試みとなった「リ・ファッションワークショップ」ですが、アンケートの回答者の70%が「役に立った」と回答し、「まあまあ役に立った」を加えると、その数は9割近くに達しました。これを受けて、リ・ファッションの活動をさらに活性化するよう、分かりやすいテーマや切り口で、リ・ファッションに関する情報を発信するとともに、さまざまな活動を通じてリ・ファッションへの理解を深めていく所存です。 |